幼少期から皮膚が弱くて病院に通うことが多く、医師という職業には比較的なじみがあったんです。患者さまに真摯に向き合い、治療にあたる姿は小さい頃から憧れでしたね。いつしか自分もそんな仕事につきたいと思うようになり、中学・高校で将来の道を選ぶときには、病気を持っているという自分の特性を含めて社会の役に立てるかもしれないと考えて、本気で医師を志すようになりました。皮膚科は小さいお子さまから高齢のかたまで幅広く関われるのがおもしろいと思いますね。

大きな病院は自分一人でやらなくてはならない業務も多いですが、まつもと皮膚科クリニックでは医師、看護師、医療事務、メディカルスタッフなどの各職種が連携し、いかに良い医療を提供できるかというのを大切にしています。患者さまへの説明は、ときには時間をかけてじっくりとお話する必要もあります。一人では限界がありますが、スタッフが連携すればより丁寧な説明ができるし、何より大切な患者さまの理解も進みます。私自身、周りのスタッフに助けられることは多いですね。コミュニケーションが取りやすい環境だから実現できていることですし、働きやすさにもつながっていると感じます。

一人ひとりの患者さまのニーズに応えながら、満足できる診療ができたときです。こちらの考えがきちんと伝わり、改善して患者さまの笑顔につながるのは大きなやりがいですね。しかも自分一人ではなく、スタッフと協力しながら達成できる喜びは、当院で働くようになってからより強く感じるようになりました。