ボトックス注射

BOTOX injections

説明

ボトックスとは、筋肉の収縮を妨げる効果があり、しわの改善や予防に有効です。ボトックス注射に含まれる「A型ボツリヌス毒素」は、神経の末端から分泌されるアセチルコリンの発生を抑えます。それによって筋肉の動きが止められ、弛緩作用を示します。ボトックスは、次のような顔のさまざまな部位に対応が可能です。
・おでこ ・眉間 ・ 目尻 ・ エラ ・ 鼻 表情じわの改善以外にも、多汗症や歯茎が大幅に出る「ガミースマイル」の改善効果も期待できます。
ボトックスは、その他に次のような症状を改善することが期待できます。
・眉間を寄せた時にできるしわ ・あごの梅干ししわ ・ 鼻の横じわ(バニーライン)・多汗症 表情じわの改善のほか、エラの縮小や多汗症の治療にも効果を示します。副作用が起きても症状は軽度で済むので、多くの方が利用しやすい治療法です。 効果は約4ヶ月~6ヶ月持続致します。表情じわの治療においては、30歳代前半のまだしわが形成されていない時期に注入治療を開始する事で、しわの発生を未然に防ぐことが出来ますので、お早目の治療をおすすめいたします。また、エラに施術すると、小顔効果も期待できます。当院では、ボトックス治療に、米国アラガン社製の純正の「ボトックスビスタ」を使用しております。 眉間・目尻のボトックスビスタのしわとり治療は、厚生労働省によって認可されています。

~こんな方におススメです~
・眉間、目尻、おでこなどの表情ジワが気になる方
・深く刻まれたシワを予防したい方
・いつまでも若々しくありたい方
・あごの梅干しじわ、エラの張りが気になる方

期待できる治療効果

お顔のしわを改善

ボトックスには、主に次の3つの効果が認められています。ボトックス注射は眉間や目尻をはじめ、顔面のさまざまな部位のしわを改善します。おでこや眉間、目尻など顔にシワができる原因は、筋肉の収縮によるものがほとんどです。ボトックス注射には筋肉の働きを弱める作用があるため、しわができにくくなります。特に眉間の縦じわや目尻の横じわなど、表情が原因のしわに有効です。年齢を重ねるとともに、皮膚や皮下組織が薄くなって踏ん張る力が弱くなるので、よりシワができやすい状態となります。ボトックス注射によって、表情の筋肉の収縮が抑えられるので、シワが改善します。

副作用説明

副作用で可能性がある症状は次の通りです。* 赤み * はれ 痛み * 頭痛 * めまい * 内出血 *
表情が不自然になる可能性がある 注射箇所が赤くなるのは一時的な症状です。その他の症状においても、時間の経過とともに徐々におさまります。

リスク説明

ボトックスは妊娠中、もしくは妊娠の可能性がある女性への投与は禁忌です・ 少なくとも投与中、または最終投与後から数えて2回の月経を経るまでは避妊が必要です。
他にも次に該当する方への投与は禁止されています。
・ 神経筋の接合部に障害をもつ方(重症筋無力症や筋萎縮性側索硬化症など)
・ ボトックスに対して過敏症をもつ方
・他のボツリヌス毒素製剤を使用して治療中の方
ボトックスには筋肉を弛緩する作用が認められているため、神経筋接合部(神経線維と筋線維が接合する部分)の障害が悪化する可能性があります。 ボトックス注射で後遺症が残ることは基本的にありません。 なぜなら、ボトックス注射の効果は時間が経つにつれて薄れていくからです。万が一、強く効果があらわれて表情が不自然になる副作用が起きても、徐々に自然な状態に戻っていきます。 ただし、ボトックスはボツリヌス菌から産生される神経毒素を使用しているので、過去にボツリヌス菌によって食中毒になったことのある人は副作用が起こるリスクがあります。 また、呼吸器疾患を持っている方や妊娠中の女性はリスクが高いため、ボトックス注射は受けられません。

咬筋を縮小してエラを改善

ボトックス注射は「エラボトックス」とも呼ばれるように、エラの改善に有効で、小顔効果も期待できます。咬筋は、噛むために下顎を持ち上げる際に働く筋肉です。咬筋は何かを噛むことで発達する筋肉ですので、頻繁に硬いものを噛んだり、歯ぎしりや食いしばったりすると咬筋が通常より発達し、それが原因でエラが張ったような顔になってしまいます。エラが張る原因には食いしばりのほかにも、骨格的な問題や脂肪の蓄積などが考えられますが、咬筋の発達によるエラはボトックス注射で改善することができます。ボトックスは咬筋を細く見せることが可能なので、エラの改善に役立ちます。エラボトックスはたるみ予防が可能な治療法でもあります。まれに笑顔が不自然になるリスクがありますが、自然経過で回復するため、数週間は様子を見て下さい。

多汗症やワキガの改善

ボトックス注射は脇・手足などの多汗症やワキガ治療にも用いられます。 発汗は「アセチルコリン」と呼ばれる神経伝達物質が原因です。汗腺へアセチルコリンが放出されることで汗が出ます。 ボトックスはアセチルコリンの分泌を抑えるはたらきがあり、ボトックス注射を行うことで多汗症を防ぐことができます。また、ワキガの原因となるアポクリン汗腺からの汗もボトックス注射で抑えられるのでワキガの改善にもつながります。

注意点

ダウンタイムが生じるリスクを減らすため、治療当日のサウナや激しい運動は避けてください。

よくある質問