薄毛・育毛

Loss of hair・Hair growth

症状

薄毛は男性の症状であるイメージが強いですが、近年、女性でもお悩みになる方が増えてきています。 男女問わずご相談いただく事が多い薄毛や抜け毛について、その原因や症状、解決のための治療方法を詳しくご紹介します。
サラサラでボリュームのある髪の毛は健康的な印象を与えますが、人はいつまでも美しく艶やかな髪でいたいもの。年齢を感じさせない髪の毛を保つために、医療機関だからこそ行える治療をお届けします。気をつけなければいけない抜け毛とは? ヒトの頭の毛髪は、約10万本あるといわれています。毛髪には「毛周期(ヘアサイクル)」といって、一本一本異なる寿命をもっています。それぞれの毛髪は、独自のヘアサイクルにのっとって、抜けたり、生えたりを繰り返しており、髪の毛の寿命はだいたい2〜6年くらいといわれています。髪を含むすべての体毛は、伸び続けるわけではなく、成長しては抜け落ち、同じ毛根からまた新しい毛が生えてくるというサイクルをくり返します。これをヘアサイクルといい、「成長期」「移行期」「休止期」の3期に分けられます。通常は、成長期と休止期の割合はほぼ一定に保たれていますが、脱毛症の場合、様々な要因によって成長期が短くなったり、休止期が長くなります。しかも次第に休止期の毛髪の割合が増えるため、全体として毛数が少なくなってしまいます。

①男性型脱毛症(AGA)
一般的に遺伝や男性ホルモンの影響が主な原因と考えられています。ジヒドロテストステロン(DHT)というホルモンによって、ヘアサイクルが乱れ、毛髪が成長する前に抜けてしまいます。軟毛化(毛の数は変わらなくても、太く長い毛が再生せず、細く短い毛に置き換わる)が進み、薄毛になる状態です。軟毛化は、ヘアサイクルの成長期が短縮され、毛根が小さくなってしまうことによって起こります。早いと20代前半から始まります。

②びまん性脱毛症
頭皮全体に広い範囲にわたって、毛髪が減ります。分け目が広がり、トップのボリュームが減ったり、地肌がすけるようになります。男性型脱毛症(AGA)の女性版でもあり、別名「女性男性型脱毛症(FAGA)」とも言います。女性の薄毛の主な原因となっています。頭髪全体が均等に薄くなります。加齢、ストレス、過度のダイエット、誤ったヘアケア、ホルモンバランスの乱れなどにより、ヘアサイクルの成長期が短縮し、軟毛化します。   

③分娩後脱毛症
出産後は女性ホルモンのバランスが変化する為、一気に毛髪が休止期の状態になり、薄毛の症状が出てきます。 通常は半年~1年で元に戻ります。

④卵巣機能や甲状腺機能の低下
疾患により、卵巣機能や甲状腺機能が低下するため、抜け毛が増える場合があります。

⑤円形脱毛症
コインのように円形状に毛が抜け落ちます。ストレスが引き金になることもありますが、自己免疫によるものと考えられています。

⑥粃糠性脱毛症(脂漏性脱毛症)
皮脂分泌の異常が原因で起こる脱毛症。フケが増え、感染や炎症が起きて毛根の活動が悪くなり、脱毛します。

⑦抜毛症(トリコチロマニア)
正常な毛を自ら引き抜いてしまう癖によって生じます。本人が自覚せずに無意識のうちに抜いていることもあります。

⑧その他
膠原病、栄養・代謝障害、感染症、抗がん剤の使用   

原因

薄毛の原因は、頭皮の疾患による抜け毛がほとんどです。薄毛とは、頭髪の量が減って地肌が見えてしまう状態です。本数は変わらないまま毛が細くなる場合と、抜け落ちて本数そのものが減ってしまう場合があります。髪の本数を平均約10万本として計算すると、1日に50本から100本は自然に脱毛していると考えられますが、150本以上の状態が続くようなら、病的な抜け毛(異常脱毛)といえるでしょう。例えば、「フケ」による悪玉菌の増殖や、ヘアケア商品(シャンプー・ トリートメント・カラーリング・パーマ)による頭皮のトラブル等が大きな原因になっています。 その中でも、老化、ストレス、極端なダイエット、誤ったヘアケアによる「びまん性脱毛症」などが一般的です。 女性の場合は、出産によるホルモンバランスの変化に伴う「分娩後脱毛症(産後の薄毛)」などが一般的です。
薄毛の要因の一つとして、遺伝が考えられます。しかし、薄毛の原因は多くは遺伝ばかりではなく、さまざまな要因が絡み合っています。
薄毛の原因としては、以下の4つの説があります。

①血液循環不良説
髪の毛は毛乳頭にある毛細血管から栄養を補給されて成長します。血流が悪くなると成長が鈍り、髪の毛は抜けやすくなります。

②男性ホルモン説
遺伝的に男性ホルモンに影響される感受性を持つ人にみられます。男性ホルモンの影響で、毛乳頭細胞の分裂が抑えられると考えられています。

③脂漏説
皮脂が異常に多く分泌されると、毛穴が詰まったり、皮膚に炎症が起きるなど、髪の成長を阻害します。

④頭皮緊張説
成長などにより、頭皮が突っぱって頭蓋骨と頭皮の間の血管を圧迫することにより、血流が悪くなって毛乳頭細胞の活動が低下するといわれています。
これらの4つのうちのどれかひとつが薄毛の原因とは限りません。複数の原因が互いに影響しあっている場合も多いと考えられます。

加齢

30代後半から髪が細く、伸びにくく、ハリがなくなってくる

ストレス・生活習慣の乱れ

仕事や人間関係、生活の変化などによるストレス。
不規則な生活、睡眠不足や偏った食事。

頭皮のトラブル

脂漏性皮膚炎、合わないヘアケア用品の使用、紫外線によるダメージ

過度のダイエット

毛の生成に必要なたんぱく質、ミネラルの摂取不足

ホルモンバランスの崩れ

男性ホルモンの影響によるヘアサイクルの乱れ 更年期に起こる急激な女性ホルモンの減少、出産

注意点

薄毛は放置すれば少しずつ進行していきます。気にされているのであれば、少しずつでも治療を継続していかれることを おすすめ致します。治療にてこずる事も多いですが、あきらめずに早期に治療をはじめ、今期強い治療(最低6か月~1年間)を 続けるという姿勢で臨まれるのが良いでしょう。


毛根内部の毛乳頭が毛細血管を通して栄養分を吸収し、毛髪生成の指示とともに毛母細胞に送り出します。栄養を受けた毛母細胞は活性化し、分裂を頻繁に行う事によって毛髪がつくられます。毛母細胞は紙の成長から抜け毛になるまでのほとんどを司り、髪を構成する組織の中でもとりわけて重要な器官といえます。この毛母細胞を「どのように守っていくのか?」「どのように活性化していくのか?」が抜け毛対策のポイントになります。      個人差がありますが、育毛には時間がかかります。ストレス、食生活、睡眠時間、シャンプーなど、生活習慣も大きく影響しますので、半年~数年単位でじっくりと取り組みましょう。食生活では、血行をよくして、抜け毛を防ぐ効果のあるビタミンAやビタミンE、新陳代謝をよくするビタミンB群が特に おすすめです。ミネラルを含む食物もしっかりと摂りましょう。ミネラルは豆類、海藻、魚介類、プルーンなどに含まれています。また、アルコール類や脂肪の多いものは皮脂の分泌を過剰にする恐れがありますので、摂りすぎに注意しましょう。

治療方法

内服薬

飲む育毛剤:長期使用も可能です。

ビタミン剤:発毛の促進を補助します。

漢方薬:薄毛や抜け毛の原因となる血の不足や冷え、ストレス、頭皮の炎症を改善します。

サプリメント:亜鉛が高配合されたサプリメントです。亜鉛には、抜け毛を減少させる働きがあり、さらに毛母細胞の増殖を 促し、発毛を促進します。

外用薬

ミノキシジル:育毛に必要な栄養を毛乳頭に届け、毛乳頭の働きを活性化させ、育毛を促進させます。一般的に毛髪が自然に伸びる速度は、1ヶ月に約1cmといわれています。育毛剤の有効成分によって、成長が遅かったうぶ毛も、発毛が促進されます。最初は、少し生えてきた産毛はすぐに抜けてしまう事が多いですが、半年くらいを過ぎると(個人差があります)、太く長い毛に成長を始めます。

プラセンタ内服

プラセンタの「血行促進作用」「自律神経調整作用」「疲労回復」「冷え改善」などの薬理効果が、発毛・育毛を助けます。

アフターケア

個人差がありますが、育毛には時間がかかります。
ストレス、食生活、睡眠時間、シャンプーなど、生活習慣も大きく影響しますので、半年~数年単位でじっくりと取り組みましょう。
食生活では、血行をよくして、抜け毛を防ぐ効果のあるビタミンAやビタミンE、新陳代謝をよくするビタミンB群が特におすすめです。
ミネラルを含む食物もしっかりと摂りましょう。ミネラルは豆類、海藻、魚介類、プルーンなどに含まれています。
また、アルコール類や脂肪の多いものは皮脂の分泌を過剰にする恐れがありますので、摂りすぎには注意しましょう。